7月のヒット曲おすすめ曲解説「流行に乗る者、新たに流行を作らんとする者」

どうもサイタケです。

今月も7月中に聴いたヒットチューンと凄いと思った曲を解説していきます。

ダンスチューンである事、短めである事、サビが単純で頭に残る事（キャッチー）、リリースカットピアノ（ちょっと廃れ気味か？）、ラップ部分が導入されている事（3か月以上チャートトップを取り続けたブリンバンバンの影響か？）が今流行っている傾向だと思います。

今月はほぼチャート内の曲です、プレイリストは以下URLからどうぞ。

music.youtube.com

1.はいよろこんで / こっちのけんと
2.シカ色デイズ / 和賀裕希
3.うい麦畑でつかまえて / 岩見陸(ナナホシ）
4.EYES ON YOU / 西野カナ
5.UNDEAD / YOASOBI
6.どうにかなっちゃいそう！ / ツミキ
7. I wonder / Da-iCE
8.ロマンチシズム / 大森元貴
9.怪獣の花唄 / Vaundy
10.MATSURI BAYASHI / KEYTALK

1.はいよろこんで / こっちのけんと

このプレイリストを作った頃はまだチャート1位では無かったですが、こんなにも流行に乗った曲は初めて聴きました。今流行ってるやつ取り敢えず全部入れとけｗ

ってノリで作られた気がします。

具体的にはリリースカットピアノであること、ダンスチューンであること、短めの曲であること、サビが覚えやすい事、考察要素を入れている事です。

もはや入ってない流行りはラップ要素くらいで、それ以外は流行ってるやつ全部入れました！みたいな曲で良かったです。今ってどんな曲流行ってるの？と聴かれたらこの曲を教えればほぼ完結してしまうオールインな一曲。

2.シカ色デイズ / 和賀裕希

電通によってものすごい注目を浴びたアニメ。友人間では不評だが私は結構好きなアニメです。

アニメの話はどうでもよくて、この曲の完成度は素晴らしいです。

流行には流行り廃れがあるが、その中でも長く人気であり続けられる可能性が高めのメジャーポップスブラスバンド系の楽曲で長期的にも聴ける様に作られている上に、流行の意識もばっちりされており、ラップ調の歌詞はヒットチャートに乗るべくして乗った一曲。

3.うい麦畑でつかまえて / 岩見陸(ナナホシ）

流石ナナホシと言える流行のダンスチューンやサビのキャッチーさを取り入れつつ、岩見さんの良い所が節々に出ててすごい好きな曲です。

4.EYES ON YOU / 西野カナ

久々で大丈夫かな浦島になってないかなと心配していたが、全く心配不要でした。やっぱりプロだなぁと思いました。ただ、安牌置きにいった感（最新の流行を攻めてない感）あるので次曲では恐らくもっと流行にコミットした曲を作れると思います。

でも歌詞が全く頭に入ってこないので、多分いろんな人の意見聞いて作詞する方法辞めたのかも。。。（叩かれてたけど画期的だと私は思ってます）

5.UNDEAD / YOASOBI

7月一番感動した曲です。

私はアーティストがヒットチャートに居続ける曲を作る為には、実力以外に、流行に乗り続ける力＋作曲者の貯金を切り崩して曲を作る必要があると考えています。長年ヒットチャートのトップに居続けたYOASOBIの作曲者は切り崩す貯金が沢山残っているとは思えません。（トップチャートに乗るとそれが流行となり、似たような曲が作られ、自分が発表していなくとも既に既知感のある曲となってしまう為、なおさら貯金は削られやすい気がしてます）

その中でこの曲は作曲者の貯金を一切使わずにいくらちゃんの進化だけで既知感を薄れさせて乗り切った曲です。いくらちゃんのこの曲で表現されている要素自体はアイドルや先月紹介した「絶絶絶絶対聖域」で使われていてそこで培われた？のかなぁって思ってます。